障がい者歯科

障がい者歯科について

当院の院長は長年障害をお持ちの患者さまの歯科治療に携わっており、現在も多くの方を治療しております。障がいをお持ちの患者さまはうまくコミュニケーションが取れないこともあり、治療が苦手な方が多く、ご本人やご家族の方にも大きな負担となってしまいます。そこで患者さまがリラックスして治療にのぞめる環境にするため、当院では個室をご用意しております。また、スロープの設置や院内をバリアフリー設計にすることで、車椅子の方や歩行が困難な方でも通院しやすい歯科医院になっていますので安心してご来院ください。

当院の取り組み

Point.01

慣れるためのトレーニング

障がい者の方が歯科治療を受けるためには、まず歯科医院の建物やスタッフ・治療室・器具などに慣れることが大切です。これらに慣れるために、少しずつ経験を積みながら、治療に向けたトレーニングを行います。

Point.02

絵カード

自閉スペクトラム症をお持ちの方は、コミュニケーションの際に言語よりも視覚的に伝えることで治療がスムーズになることがあります。そのため、当院では絵カードを患者さまにお見せし、わかりやすい言葉で説明しながら治療を行っていきます。

Point.03

待ち時間への配慮

障がいをお持ちの方の中には待つことが苦手な方も多くいらっしゃいます。とくに慣れていない環境や決まった時間に治療が行われないことで、不安になったり集中できなかったりすることがあります。当院では、他の患者さまと同じようにできる限りお待たせしないようにスケジュールを調整し、スムーズに治療できるよう心がけています。

Point.04

AED(自動体外式除細動器)

院内にはAED(自動体外式除細動器)を設置しており、緊急の際にはいつでも使えるようにしてあります。心臓が痙攣を起こして血流が送れなくなる状態(心室細動)になった時に、電気ショックを与えることで正常な心臓のリズムを回復させる機械です。

Point.05

個室スペース

障がいをお持ちの方の中には、知らない場所や歯科治療に対する恐怖心、他の患者さまの気配、声を出したりするのが心配といった理由からパニックや強い不安を感じる方も多いです。当院では個室の治療スペースがあり、リラックスして治療にのぞめる環境を整えております。

治療の流れ

  1. 01

    問診・治療計画

    患者さまご本人、患者さまのご家族、介護者の方から、障がいの程度や治療に当たっての注意事項、既往歴や他の病院への受診状況などをヒアリングし、治療計画を立てていきます。

  2. 02

    対診・全身状態の把握

    現在病院に通院されている患者さまは、主治医に対診を取り、全身状態を把握していきます。

  3. 03

    治療・メインテナンス

    障がいの特性に応じて、患者さまの負担にならないよう治療やクリーニングなどのケアを進めていきます。
    不安や恐怖心が強い方はすぐに治療をするのではなく、少しずつ慣れていただくことから始めていきます。
    ※必要であれば、専門の大学病院をご紹介いたします。