予防歯科
「時間軸」を意識した治療
当院は日本ヘルスケア歯科学会に所属し、疾患の病因論に基づいた治療と予防を行っています。
口腔内写真やレントゲン、検査結果を蓄積することで、過去からどのように変化したか、この先どのように変化していくかを予測し、治療計画を立てていきます。
当院に来院される患者様には、口腔内写真などの資料どりにご協力お願いします。

自分の歯を大切にしていますか?
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歯は一本失うだけでも
お口のバランスが崩れていきます残念ながら日本は諸外国に比べるとお口の健康への意識がまだまだ低く、早い段階で歯を失ってしまう方が多い傾向にあります。歯は一本でも失ってしまうと、バランスが崩れていき、残っている他の歯へ負担がかかり更なるトラブルを引き起こしやすくなります。将来的に歯をできるだけ多く残していけるように普段から予防意識を強くもち、お口のケアをしていきましょう。
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失った歯は
元に戻すことができません歯を失ってしまっても、治療によって噛む機能や見た目を補うことはできるかもしれません。しかし、ご自身の天然歯ほど快適なものはありません。とくに歯を失ってしまった方は、ご自身の歯の大切さを痛感しているのではないでしょうか。永久歯は一度失ってしまうと二度と生えてくることはないため、いつまでも全ての歯を守っていくという気持ちが大切です。問題がでてから歯医者へ行くのではなく、問題が起きないよう日頃から予防することを意識しましょう。
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歯を守るには
定期的なメインテナンスが重要ですご自身によるセルフケアも大切ですが、定期的な歯科医院でのメインテナンスでご自身では落としきれない汚れを落とし、気付けない小さなトラブルを発見してもらうことで長期的にお口の健康を維持することができます。早期発見につながれば治療も最小限で済むため、患者さまへの負担も少なく済みます。美容院などと同じように定期的に歯科医院へ通う習慣をつけましょう。
ライフステージに合わせた治療とメインテナンス
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01
0~10歳代
将来的なお口の基盤ができる重要な時期です。むし歯だけでなく、歯の生え変わりや歯並び、顎の成長など様々な角度からチェックを行います。健やかな成長をサポートするためにも、歯並びに悪影響を及ぼす口腔習癖や口呼吸などがあれば改善するための指導も行っております。
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02
20~30歳代
忙しくなかなかお口の健康へ意識が向かないこの時期の方には、むし歯のリスクが高くなるため定期検診を強くおすすめしています。検診ではクリーニング、ブラッシング指導や食生活指導などに力を入れています。また、治療においては歯をできるだけ長く残すために、最小限の切削での治療を心がけています。
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03
40~60歳代
歯周病のリスクが高くなるこの時期においては、定期的な歯周検査とクリーニングを中心に、喫煙や食生活などの生活習慣の改善を促すことが重要です。また、治療に際しては、できるだけ抜歯を避け、歯を保存する治療を優先します。加えて、オーラルフレイルや口腔機能低下症といった口腔の機能低下にも注意を払い、予防と早期治療を行うことが求められます。
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04
70歳以上
唾液量の低下や加齢によって歯肉が下がってしまうことにより、歯の根っこ部分(歯根)にむし歯ができやすくなります。少しでも歯を残していくために、クリーニングや最小限の治療を行い、さらには口腔機能の低下予防にも力を入れ、患者さまの生活の質(QOL)を上げていくよう努めています。
体調に合わせて治療や検診の内容も柔軟に修正させていただきますので、患者さまのペースで通院していただけます。また、通院が困難なご高齢の方には訪問診療でご自宅や施設へとお伺いすることも可能です。